合格するには願書が重要?小学校受験における願書記入のポイントを解説!
小学校受験の対策に励んでいるご家庭でも、受験が近づいてきたときに悩んでしまうのが願書の書き方ではないでしょうか。小学校受験はとくに「親子の受験」だと言われ、親御さんの責任や負担も大きいものです。中でも願書の記入は親御さんの出番であり、責任重大だと言えます。
そこで今回は、小学校受験における願書の重要性や、合格に近づくための記入のポイントを解説していきます。
小学校受験における願書の重要性とは?
小学校受験に突破するには、願書が重要だと言うのは本当でしょうか。願書が重要な理由と願書に記載する項目を解説します。
願書が重要な理由
願書は「ご家庭の顔」と称されていることをご存知でしょうか。願書は対象の小学校受験を受け付けてもらう用紙なだけで、大事なのは試験の出来だと思われるかもしれません。ところが実際は、願書から両親の教育観や性格などさまざまなことが読み取れてしまうものなのです。学校側は試験より先に願書に目を通すため、書き方によっては合否の決め手になってしまうことにもなりかねません。
とくに面接は、願書に書かれている内容をもとに質問されることになります。つまり願書を書く時点で志願理由や教育方針などを固めておかなければならないというわけです。
願書の記載事項
願書にはどのような項目があるのでしょうか。それは学校によってことなりますが、およそ以下のような項目が設けられています。
- 志願者の氏名や生年月日
- 保護者や家族の略歴・保護者の職業
- 志願者の健康状態や性格、趣味や特技など
- 通学の経路とおよその通学時間
- 志願者家族の集合写真とその説明
- 志望理由
- 家庭における教育方針
- 家庭での子どもの様子
入学願書の記入のコツとは?
ここからは、入学願書記入の際のコツを紹介していきます。
いきなり本番はNG!
内容を推敲もせずにいきなり書き始めるのは、論外です。それでは内容にまとまりもなく、誤字脱字も出てしまうでしょう。書き損じのために願書は2部手に入れておき、清書前にコピーを取っておいて下書きを作成します。汚れてしまったものも提出はできません。
指定された筆記用具で
ボールペンや黒インクのペンなど、筆記用具の指定がある場合はそれに従います。
正しく読みやすい文字で
願書は楷書で読みやすい文字を心掛けて書きましょう。決して達筆である必要はありませんが、クセ字では読む側に良い印象は与えられません。また、ふりがなは、ひらがななのかカタカナなのか指定された通りに記載します。
住所は番地まで正しく書く
住所は「1-2-3」などと略さず「1丁目2番地3号」などと正式名称で記載するようにします。
細部まで丁寧に
写真を貼る際には万一剥がれてしまった時の事を考えて、裏に名前を書いてから貼るようにします。印鑑はシャチハタ以外のものを使用します。写真をまっすぐ貼ったり、印鑑をまっすぐ押したりといった細かい点まで気を付けると、几帳面さや丁寧さがアピールできるでしょう。
提出前にコピーを取る
願書に記載した内容をもとに面接官は質問をしてくることが多いので、提出前にコピーを取っておくと面接の練習に必ず役に立ちます。
合格に近づくための願書記入のポイントとは?
願書に記載する項目の中でも、合格に近づくためにとくに重要な3つの項目について、記入の仕方のポイントを紹介していきます。
「家庭における教育方針」
必ずと言っていいほど願書で聞かれるのが家庭での教育方針です。試験で入学者を選考している小学校には独自の教育方針やカラーが必ずあり、その教育方針やカラーに合った子どもを試験で選ぶためです。そのため、家庭の教育方針が学校の方針と合っていることをアピールすればいいと思われがちですが、あまりにその点をアピールすると媚びている印象を与えてしまうことにもなります。学校の方針と合っているかは学校側の判断に任せ、ありのままの家庭の教育方針を書くのに留めた方がいいでしょう。
また、教育方針を書くのについつい抽象的な言葉が並んでしまいがちですが、具体的な内容も加えることでより家庭での様子や子どもの姿が伝えられる文章になります。
「志望理由」
志望理由も大部分の小学校の願書に設けられている項目であり、受験においてかなり大切なポイントになります。パンフレットで見た学校の教育方針に感銘を受けて志望したというような安易な志望理由は、簡単に見抜かれてしまうので、志望理由は1年ほどかけてじっくり具体的なエピソードを作りながら挑みましょう。有効なのが、学校説明会で聞いた内容を盛り込むことです。心に残った内容やフレーズをメモしておくのがおすすめです。
「家での子どもの様子」
家での子どもの様子とは、具体的には「子どもの性格」や「趣味・習い事・特技」、そして「家での具体的なエピソード」を記載する項目です。我が子ならではのエピソードでオリジナリティが出せる項目ではありますが、専門用語を使い過ぎるなどしてあまりに強くアピールするのは控えましょう。
まとめ
小学校の願書は「ご家庭の顔」とも言われ、学校の教育方針と合った子ども・家庭かどうかを判断される材料になる点で重要です。受験で有利に働くように、ポイントを抑えて記入するようにしましょう。
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