2024年04月12日

受験に向けて親ができること―学校関連

いつから始動するべきか

本格的開始は四歳からで十分対応できますが、親の意識や行動の目覚めを起こさないと子供は翻弄されてしまうため、二年ほど準備期間を設けましょう。

そして、この準備期間に親ができることは何でしょうか。

 

学校のリサーチ

現在住んでいるところから公立小学校に通った場合、その学校の評判や環境、そして実際に通っている児童の様子をリサーチすることから始めます。

どうしても別の小学校に行かせたいと思っていても、試験当日体調を崩したり、受験中に他の子が大きな声を出したり手を出してきたりで集中できなかったり、被害をこうむったりすることがあるからです。

 

学校選択

自宅周辺のリサーチが終わったら、次は受験校の下調べです。

まず学校の所在地を確認し、自宅からのアクセスを調べてください。

居住地域や通学にかかる時間によって、出願を制限している学校もあります。そして何より、遠距離であったら低学年に毎朝体力を使わせてまで通わせることになります。学業に厳しいところだと、宿題が毎日のように出されますが、通学の往復だけでクタクタになってしまっては、家で宿題をやる力もなくなり、何のために入学したのかわからなくなってしまうからです。

 

学校説明会には必ず参加する

多くの学校が入学希望者のために行っているものですが、該当年齢でなくても、ほとんどの場合参加可能です。それにはできる限り長い年月をかけて何度も足を運んでください。どんな小学校があり、どんな特色を持っているかを実体験として知ることができます。

そうすれば受験対策として、勉強しなければならないことと覚える必要のないものの選択が生まれてきます。そのほとんどは教室に頼らず、自宅でできます。

 

願書は前年から購入しておく

入学願書は、説明会の会場、それ以降なら主に学校窓口で販売されます。その中の資料は前年より目を通しておいてください。

写真のサイズや出願期間など、その年になって慌てないように、予備知識を入れておくのに非常に役に立ちます。

 

住所は偽らない

受け入れる小学校にとって、最も注視するもののひとつに受験生の住所があります。

本人の負担が大きくなること、通学時の事故などの可能性を最小限にしたい、学校で何か起こった場合、自宅に連絡をして親が短時間で来られるかなど、学校側は預かる責任において、さまざまなことを考えます。

自宅と学校の距離が遠くなればなるほど不利になると思ってください。

 

父母面接対策

小学校入試では、保護者の面接も重要な評価基準となります。学校側がほしいと思う子供、預かってみたいと評価される子供がいたとしても、親が学校側の意に沿わなかったり、親子関係に疑問を持たれたりする場合は入学見合わせとなります。

それゆえに、入試に面接を取り入れている学校が多くあるわけですが、質問される内容は学校によってさまざまなため、学校説明会を大いに活用しましょう。