楽しみながら勉強しようーあそび編
ゲーム感覚で力をつける
頭ごなしに習得させるのではなく、子供と勝負したり、楽しい材料を広げたりなど「家族で楽しむ」ことができるものを取り上げてみます。
マッチ棒あそび
マッチや楊枝や串の類は同じ長さの直線です。いろいろな形を作ろうとしても、なかなかできません。対角線は長いという発見もできるでしょうし、大きな形を正方形にいくつ分けることができるか、一本とって(あるいは加えて)異なる形に変えるなど、応用はいくらでも考えられます。
トランプあそび
基本的なものは『七ならべ』でしょう。カードの前後の数字を考える能力を勝負のなかで養います。熱中したら、マークの配置を一瞬見ただけで、それがいくつか判別できるようになります。
また『神経衰弱』も子供は意外に大きな力を出します。二種類のマークからはじめてもよいと思います。
助数詞あそび
家の中で同じ数え方をするものを集めて調べてみると、意外な発見があったりします。
たとえば冷蔵庫の中のお刺身。スーパーでトレイに並んでいるときは「一パック」。取り出せば「一切れ」。握り寿司にすれば「一カン」。魚のときは「一匹」あるいは「一尾」です。そのように状態や形などで変化します。
ことばあそび
復唱・逆唱というテーマがあります。
復唱とは、たとえば「一、五、六、九」という数字を相手が言い、本人はそれをそのままの順番で言います。逆唱は「九、六、五、一」と答えれば正解ということになります。
また「昨日の昼、僕は公園へ行ってブランコをしました」というような短い文を復唱させることも役立ちます。
積み木あそび
入学試験では、積み木問題の大半が立方体の積み木の操作です。
何個積んであるか、他方向から見ると何個見えるか、どこからも見えない個数はいくつか、下の一個を取ったらどんな形に変化するか、一個移動させるとどんな形になるかなど、考える幅を広げましょう。
ビンのふたあそび
使い終わったビンとキャップ、ふたはこまめに集めておいてください。ある程度の数がたまったら、両方をバラバラにして、合うもの同士をさがします。
また、口の広さや大きさ、高さを推理して、中にすっぽり納まるかどうかなどのあそびも効果的です。