コラム
2024年10月03日

時間制限にひつかかつて、最後まで問題が解けていないという相談です

できるはずなのに、点数が低いなあと思ったら時間制限にひっかかって、最後まで解けていない問題がたくさんありました。

なんてお悩みないですか?

ご相談内容

テストでスピードも要求されていることに、やっと気づいたので

夏休みくらいまではじつくり問題に取り組み、
それからスピード練習をしようかと思うのですがいかがでしょうか?
やはりもう試験本番まで時間がないですし、
「早く解く」練習もしないといけないでしょうか?
「早く解かせる」ことについての注意点やアドバイスなどがあれば
よろしくお願いします。


福澤晃典 小学校受験指導では

夏体みくらいまではじつくりと.… というのは、手遅れになるかもしれない気がしますね。
子供によっても違いますが、やっているそばから「早く早く」とせっつくと逆効果になる場合があります。
幼児教室でどのように教えられているかわかりませんが、一番上の問題からとか左端の問題からとか、みょうに順番を厳守させるところがあります。でも、そんなのは家庭では無視です。
問題をさっと見て、「できそうなものから」「簡単そうなものから」手をつけることを心がけるように。この、問題をさっと見てが、なかなかできないのです。
すぐにとりかかるのではなく、ペーパーを見渡すこともテクニックの一つです。
とにかく「できそう」と思ったものから始めることを覚えさせ、そうすればすごく早くできたという感触をつかめるでしょう。
また、家庭で提出するのは 難しい問題 6。やさしくすぐに解ける問題 4 くらいの割合で、混ぜてやらせるようにしてみてはどうでしょう。
やさしい問題が早く解けたら、「すご―ぃ!やったね。早いよ、びっくり!!」とほめちぎつて、その勢いで難度の高い問題に突入させ、その次にはまた簡単な問題を用意する.… というだましのテクニックを使います。私はそれで、かなりの子をほめてスピードアップさせましたよ。

イライラした顔などを決して見せないように。「どうした、がんばれ!」の後押しを忘れないように。

原則、子供はほめておだてて伸びます。