生活の中での受験トレーニング
生活の中でできる受験対策
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昔話や有名な童話はせっせと
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頭文字を集めた表をつくる
- ひらがなや数字は覚えておいたほうが有利
昔話や有名な童話はせっせと
「この子は読解力がなくて」……小学生をもった親が、よく洩らす言葉です。その次に「本をぜんぜん読まなくて」という話になるわけですが、本をたくさん読むことがかならずしも読解の力をつけるということにはなりません。
文字通り読み解く力は本人の精進ではあると思うのですが、それ以前に、親が本を読む姿を見せなければどうしようもないと思います。親が本に接しないで、子ばかりに本を読めといっても無理です。
今夜から読み聞かせをはじめ、親もできるだけ本と接している姿を見せましょう。
頭文字を集めた表をつくる
しりとり問題は比較的出題頻度が高く、学校によっては毎年のように出題されるところもあります。
しりとり問題に強くなるということは、それだけボキャブラリーに富み、言葉を自由に操ることができるということにもなります。
そこで「あ」で始まるもの「い」で始まるものというように、それぞれの音で始まるものを集めてリストを作り、それが一目でわかるように絵を描いたり文字を入れたりしてみましょう。
そうやって言葉(特に名詞)を自由に扱えるようになれば、入学しても国語が楽しくなり、興味を持って取り組めるはずです。
ひらがなや数字は覚えておいたほうが有利
「ひらがなや数字に関しては、小学校で教えるものですから必要ありません」と学校側が言ったところで、入学者を見ると、ほとんどの子は読み書きができます。
ですから一年生の担任になった先生がそれらを教えようとしても、子供たちは「そんなの知ってるー」などといって授業に集中せず、怒ったり覇気がないと嘆いたりしているという話も聞きます。
優秀な子を入れたい、しかし優秀な子はひらがなや数字を理解しているという私立小学校の抱える矛盾がそこにあります。
しかし、それはともかく入学試験だけをとってみると、それらを自分のものにしている子が有利であることに間違いありません。